HF用広帯域PPアンプの製作


入力・出力トランス編


昔、電信級の免許ではHF帯の出力は電話級と変わりなく10Wだったのですが、
規制緩和なのかどういう訳だか、私の免許はHFも50Wをもらえました。


最近、My Boomが7Mcの移動運用です。7McのDPと10Wではどうしても
QRMに巻き込まれてしまい、なかなかうまいこと移動にならない状況が続いたので

またまた、昔取ったキネヅカを振るってHFの広帯域アンプの製作を始めてみようと思います。

目標は、免許いっぱいの「50Wで安定したきれいな電波」を目標に製作を進めていきたいと思っています。


先日、私の所にJF1QHZが訪ねてきてくれたときに彼がおみやげとして持ってきてくれた2SC2290を
二つ持って来てくれたものが手元にありましたのでこれを使おうと思います。私も手元にいくつかあるので
製作時にファイナルが飛んでしまったら差し替えられるようにこれで行こうと思いました。


後で回路図を示したいと思いますが、広帯域アンプを製作するにあたりほとんどの方がつまずく
出力用トランスの製作から始めたいと思います。


私は斉藤電気商会さんから代引便でフェライトコアを発注して入手しました。
あわせてトランスを構成する部品が下記の画像の通りです。


ガラスエポキシ基板(1.6t)を切り出してハンダ揚げをしたものと
トランスに使用する銅棒とフェライトコアです。


これらを次のように組み立てて出力トランス(巻線比 1:3)を作成します。


銅パイプとガラエポ基板をハンダ付けする


日本のパイプの片側にハンダ付けが終わったら
コアを6コ通して反対側もハンダ付けする。


このハンダ付けが終わるとほぼこのリニアアンプ製作の心臓部の
製作が終わったと考えていいですね。

この出力トランスを作れない、あるいは作り方がわからないと
いうことで断念をした人が結構多いようです。


こんな感じに作れば完成です。
後は必要なだけ巻線をするだけです。


(以下追記です)

昨日の続きです。

昨日は、出力トランスのコアをまとめる為に銅パイプと1.6tのガラエポ基板で
トランスの一次側のみを製作しましたが、今日は二次側も製作してまとめ上げて
みました。以下のような画像となります。

なお、あわせて入力トランスについても製作したのであわせて画像を掲載しておきます。


上記画像の左側が出力トランスです。
二次側にはφ2.0の銅線を巻きました。

一次側はFB801を6コをスタック上にして
巻線比1:2にしてあります

もちろん最終調整時にインピーダンスが取れない場合は
巻線比を換えたり、補正用のコンデンサで補正をしていきます。



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